娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
「あ、そう?なら早速····」

伝わっているなら、と安心し予習した事を脳内で復習しながらベッドの中に潜り込もうと上掛けを捲る。

「待ってリリス!!」

そんな私の体にしがみつくようにして必死に止めるのはもちろんシャルで。

「そういうのは、今日はいい。大丈夫だから」
「でも、私だってシャルを喜ばせたいの」
「そ···う言われると揺れるけど、それは次回以降に取っておこう」
「次···回···········?」

次回、と言われ思わずきょとんとする。
そして胸の奥がきゅうっとなった。

ハジメテを欲しいと言われた。
けど、2回目以降もあるのかしら?

私は娼婦だから、シャルが望んでくれるならもちろんあるだろう。


でもこの気持ちは····

“次回って言われて、嬉しいんだ····”

続く関係が嬉しいなんて、こんなのまるで恋じゃない?とそこまで考えくすりと笑った。

恋じゃない?じゃ···ない。

「······わかった、次回、ね。予習しとく」
「えっ、誰と!?」
「ほ、本よバカ!!」

ーー私、シャルに恋してるんだ。

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