仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです

「…沙羅…もういいんだ…すべて解決している。俺はずっと沙羅のそばにいるよ。」


北斗は沙羅の頭を優しく撫でながら、ぽろぽろと涙を流すのだった。


「沙羅…俺は最初からなんとなく分かってはいたんだが、確信が無かった。それで直接アイボリー社へ行くことにしたんだ。そこで全てが分かったよ。キャロルに鎌を掛けたらすぐにぼろをだしたんだ。キャロルが沙羅に俺と別れるように言ったんだろ?」


沙羅は大きく首を振るのだった。


「沙羅…本当にもう大丈夫だ。アイボリー社との契約はもうこれだけ報道されている。キャロルの一存で取り消すことなんてできない。」


「本当ですか…じゃあ私は…北斗さんを好きでいて…良いのですか…」


「…沙羅…辛い思いをさせて悪かった。」


沙羅は北斗の言葉を聞くと、顔をくしゃくしゃにして大きな声で泣き出した。


「…北斗さん…北斗さん!」


北斗はベッドに寝ている沙羅を抱きしめるようにして、大きく頷くのだった。


「もう俺はどこへも行かない。沙羅の近くに居る。だから早く元気になってくれ。」


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