仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです


「沙羅、お疲れ様…頑張ってくれてありがとう。」


北斗は沙羅の頭を優しく撫でてくれた。


「北斗さんに似た男の子みたいですよ…きっと将来は美男ですね。」

「俺は沙羅に似た可愛い男の子でも良いぞ、これからの時代人気がでそうだ。」

「そうだ、北斗さん、名前は男の子だったらと考えていた名前でいいの?」

「そうだな、そうしよう。」


北斗と男の子だったらと考えていた名前は『健斗』。
お父さんから一文字もらっていることと、海外でも発音しやすい名前ということで決めたのだ。


沙羅の両親も目に涙を浮かべて喜んでくれている。


「私達もこれからは、おじいちゃん、おばあちゃんね。沙羅頑張ったわね。」


里香が出産後に言っていた言葉を思い出した。


“途中で苦しくて大変だったけど今は生きてきた中で一番幸せだと思えるの。”


まさにその通りだと沙羅は感じていた。
こんなにも幸せな日が来るとは数年前の自分に教えてあげたいくらいだ。




< 132 / 143 >

この作品をシェア

pagetop