仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです
その日の帰りも高柳は京子を家へと送り届けた。
そして車を降りる京子が、何か言いたそうにしている。
「城ケ崎さん、どうされましたか?」
京子は顔を真っ赤にしながら、高柳に伝えた。
「あ…あの…もし…よかったら…ですが…少し家に寄っていきませんか?」
高柳は少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑んだ。
「はい…それではお邪魔させていただきます。」
車を近くのパーキングに停めた高柳は、教えられた京子の部屋のベルを押した。
「はい、今開けますね。」
京子は部屋着に着替えて出て来たのだった。
いつも颯爽とタイトなスーツを着ている京子だが、部屋着は淡いブルーの可愛いワンピースだった。
部屋に入ると既にカレーのような良い香りがしていた。
朝から作っておいたのだろう。
「高柳さん、カレーはお嫌いですか?
「いいえ…大好きです。」
そのカレーはフルーツの香りがして高柳好みのカレーだったのだ。
「このカレーすごく美味しいですね。僕は大好きな味です。」
京子は嬉しそう声をあげた。
「では、また作りますので来てください。」