仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです

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アジアングループ全社総会とパーティー当日。

山本に選んでもらったドレスに着替えた沙羅は、最後の仕上げにヘアメイクをしてもらっている。
ヘアメイクも山本が知り合いに頼んでくれたのだ。

ヘアメイクもそろそろ完成する頃、先に行われた総会を終えた北斗が沙羅の控室にやって来た。


「沙羅、準備はどうだい?」


ヘアメイクを終えたばかりの沙羅が鏡越しに北斗を見た。
その時、北斗はなぜか固まり何も言ってくれない。


「北斗さん、やはり私には似合っていないでしょうか…。」


すると、北斗は照れているようで顔が真っ赤になっている。


「沙羅…あまりにも綺麗で言葉を失ったよ…すごく素敵だ。」

「北斗さん、それは褒めすぎです!…北斗さんもパーティー用のスーツがとても似合っていて素敵ですね。」


パーティー用に着替えた北斗は少しフリルの付いたドレスシャツに濃いグレーのスーツに着替えている。
北斗の服装も山本がスタイリストとしてアドバイスしたようだ。
沙羅の薄いグレーのドレスに似合うように考えられている。


北斗はゆっくりと沙羅に近付くと、箱から何かを取り出した。


「これは俺からのプレゼントだ。ドレスに合うと良いのだが。」


北斗が箱から出したのは、ダイヤのネックレスだった。
ダイヤのまわりに花のモチーフが付いており可愛いデザインだ。

北斗は沙羅の後ろにまわると、ネックレスを沙羅の首につけてくれた。

それを見た山本は大きな声をあげる。


「さすが、北斗じゃない。良いセンスしてるわ。ドレスにピッタリよ。大人過ぎず可愛いデザインが沙羅ちゃんにもよく似合っているわ。」


「北斗さん、とても綺麗なネックレスをありがとうございます。」


そして沙羅は山本の方を向いた。


「山本さん、ありがとうございます。まるで自分ではないみたいです。素敵にしてくださってありがとうございます。」

「もう、沙羅ちゃんたら…嬉しくて涙出ちゃうじゃない。あなたって本当に良い子ね。北斗には勿体ないくらいだわ。」




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