仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです
「お前の今の写真を霧島社長へ送りつけてやろうか。どんな顔するのか見ものだわ。」
茜は男たちに合図を送ると、沙羅の首元にナイフを近づけた。
「さぁ、動画を撮るから霧島に助けてと叫びなさいよ!」
すると沙羅は、ギュッと口を閉じて首を横に振ったのだ。
そして、カメラに向かって叫んだ。
「北斗さん、私は大丈夫ですから誘いに乗らないでください!!」
茜は沙羅の発言に怒り、沙羅の頬を力いっぱい叩いたのだった。
叩かれた頬は痛いと言うよりも、熱いという感覚だった。
それでも沙羅は、助けてというつもりはなかった。
この時は、自分に何かあっても北斗を守ろうと言う気持ちでいっぱいだったのだ。
「お前、脅しじゃないからな。痛い目に合わないとわからないようね。」
茜はさらに男達の方を向いた。
「この女黙らせて欲しいの…襲って構わないからやっちゃってくれない。」
すると、3人の男たちがニヤニヤとしながら沙羅に近づいて来た。
そして、沙羅の着ているブラウスに手をかけると、力ずくでボタンを引きちぎってしまったのだ。
ブラウスの前がはだけてしまった沙羅の下着が見えてしまっている。
一人の男が嬉しそうに声をあげた。
「この女、思ったよりずっと良い体しているな…そそられるぜ。」
男が沙羅に覆いかぶさろうとしたその時だった。
部屋のドアをドンドンと叩く音がしている。
「おい、間宮茜!いるんだろ!ここを開けろ!」
聞こえて来たのは、北斗の声のようだった。