仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです

蓮は涙を流しながら茜を抱きしめた。
茜は信じられないという表情をしている。


そしてロープを解いてもらった沙羅が、茜たちに近付いた。


「茜さん、篠宮課長が愛しているのは、私ではなく茜さんみたいですよ。その証拠に彼の顔を見てください。涙でぐしょぐしょですよ。この涙は全部茜さんへの想いじゃないですか。」


沙羅に言われた茜は蓮の顔を覗き込んだ。


「本当だ、ぐしょぐしょだ…蓮、ごめんなさい…こんな私でも愛してくれるの。」


蓮は茜を抱きしめながら、うんうんと何度も頷くのだった。




北斗は皆に向かって声をあげた。

「これから警察に連絡する。悪いが罪は償ってもらうぞ…」

しかし沙羅は北斗の言葉を遮ったのだった。

「私は無事でしたし、皆が反省しています。今回は警察ではなくて…自宅謹慎くらいで良いのではないでしょうか。」


北斗と高柳は、沙羅を驚きの目で見ている。


「沙羅さん、もう少し遅かったらどんなことになっていたか分からないですよ。」

「沙羅、ロープで縛られて服をちぎられて、それなのに謹慎だけでほかにお咎めなしということなのか。」


これには新之助も驚いている。


「七海さん、罪を償わせましょう」


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