仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです

「兄さん!おめでとう。待望のジュニア誕生かぁよかったな。」

太一と里香は嬉しそうにコクコクと頷いている。

多岐も喜んで涙まで流している。


「太一坊ちゃま…おめでとうございます。これでもう多岐は思い残すことはありません。」


太一は多岐のコメントに突っ込みを入れた。


「多岐、おいおいまるでもう天国にいくようなセリフは止めてくれ。まだまだこれから北斗のジュニアも見ないとならないぞ。」


太一の言葉に沙羅は心臓がドクリとした。
北斗さんと私の子供なんてまだ考えられない。
でも、きっと北斗さんに似たら可愛い赤ちゃんが生まれるだろうな。

考え事をしている沙羅に里香が声をかけた。

「沙羅ちゃん、なにニヤニヤしているの?次は私の番とかおもっていたでしょう。」

「そ…そんなこと…考えていませんよ。」


< 97 / 143 >

この作品をシェア

pagetop