仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです
「ふ~もう食べられない。今日はたくさん食ったな!」
北斗が満腹になって部屋に戻って来た。
バーベキューが終わると、多岐はもう疲れたと言って部屋で寝てしまった。
太一と北斗は部屋でもう一度飲み直すようだ。
グラスとウィスキーを自分たちで用意している。
沙羅は昼間に買ってきたデザートのケーキを思い出した。
「里香さん、美味しそうなケーキを買ってあるんです。食べませんか?」
「うれしい。さすが沙羅ちゃん。」
フルーツのたっぷり乗ったケーキを二人で頬張った。
「里香さん、美味しいですね。」
「うん、実は最近ちょっとつわりで食欲が無かったけど、今日は楽しいせいかたくさん食べることが出来たわ。それにこのケーキめちゃめちゃ美味しい。」
少しして里香は北斗たちを見ながら話を始めた。
「北斗くんは沙羅ちゃんと出会ってからとても変わったわ。よく笑うようになったし…なんかこう自分だけ俯瞰してみるようなところがあって、どこか冷めている感じがしたけど、今はぜんぜん違うわ。」
「そ…そうでしょうか。」
「沙羅ちゃん、北斗くんと出会ってくれて本当に良かったわ。」