女王陛下は溺愛禁止!
真に神であるならばここで恩を売っておくのも悪くはないように思う。女にちょっかいを出す程度しか力はないようだし、無理強いするようでもない。
そもそもアンジェリアには魔力がない。儀式をしたところで再封印できる保証はないし、再封印できないと知られて好き勝手をされても困る。神官たちに相談したほうがいいかもしれない。
「少し様子を見るか」
アンジェリアの言葉にエアは目を輝かせ、ラドウィルトは顔をしかめた。
「外に出た途端に逃げ出すのでは?」
「そんなことしないよ。封印の解除が中途半端だから遠くに行けないし」
「不利なことを白状するあたりが怪しい」
「やだなあ、疑り深くって。神を疑うって不敬だと思わない?」
「思わぬ」
アンジェリアは断言し、エアは不貞腐れる。
「昔の人たちはもっと素直だったのに」
「再封印されたくなくばこちらでは人の世の理に従って過ごされよ」
「わかったよ、アンジェリア」
エアはしぶしぶ承諾する。
「呼び捨てるとは不敬な!」
ラドウィルトが剣を向ける。
「やめてよ! このやりとり何度目!?」
「どうして名を?」
「封印されている間、暇だったから地上の様子を見てた。それくらいはできたからさ。お前はラドウィルトだろ。優しくしてね」
エアはおもねるように言うが、ラドウィルトは剣をひかない。
そもそもアンジェリアには魔力がない。儀式をしたところで再封印できる保証はないし、再封印できないと知られて好き勝手をされても困る。神官たちに相談したほうがいいかもしれない。
「少し様子を見るか」
アンジェリアの言葉にエアは目を輝かせ、ラドウィルトは顔をしかめた。
「外に出た途端に逃げ出すのでは?」
「そんなことしないよ。封印の解除が中途半端だから遠くに行けないし」
「不利なことを白状するあたりが怪しい」
「やだなあ、疑り深くって。神を疑うって不敬だと思わない?」
「思わぬ」
アンジェリアは断言し、エアは不貞腐れる。
「昔の人たちはもっと素直だったのに」
「再封印されたくなくばこちらでは人の世の理に従って過ごされよ」
「わかったよ、アンジェリア」
エアはしぶしぶ承諾する。
「呼び捨てるとは不敬な!」
ラドウィルトが剣を向ける。
「やめてよ! このやりとり何度目!?」
「どうして名を?」
「封印されている間、暇だったから地上の様子を見てた。それくらいはできたからさ。お前はラドウィルトだろ。優しくしてね」
エアはおもねるように言うが、ラドウィルトは剣をひかない。