女王陛下は溺愛禁止!
「あの者は誰よりも信頼できるのだが」
「暗殺に関わっているとなればそうもいきません」
アンジェリアは驚愕し、目を見開く。
「暗殺者は『ラドウィルト殿の命令だ。恨むならやつを恨め』と言っておりました」
「まさか!」
「聞いたのは私だけではございません。息絶える前の護衛も聞いており、駆け付けた兵に伝えております」
「そんな……」
ラドウィルトがそうする意味がわからない。
アンジェリアの意図せぬ結婚を阻むためか。いや、暗殺などしなくても阻止は可能だ。そんな悪手に出る意味がわからない。
「彼はこれまで陛下の結婚をことごとく妨害してきたとか。私と陛下の結婚が決まって気に入らなかったのでは?」
「そんなわけがない。あやつは今まで何度も私に結婚を勧めて来た」
「ですが、成婚には至りませんでした。彼は陛下に好意を持っておいでのようです。自分以外の誰かと陛下が結ばれるのが気に入らなかったのでは?」
アンジェリアは唖然とした。
まさか。彼が自分を。
だが、言われてみれば最近の彼はおかしかった。
以前なら冗談で流した戯言に「御命令ならば」と応じる素振りを見せたり、王配への名乗りを上げたり。
それほど彼を悩ませているのだとばかり考え、彼が自分を思ってくれているなど想像もしなかった。
「それでも暗殺など不合理なこと、あやつがするはずがない」
「陛下がそう思われたところで、調査は必要でしょう」
「それはそうだが……」
「まずは身柄の拘束を。それから尋問……と、私が口を出すまでもございませんね」
「暗殺に関わっているとなればそうもいきません」
アンジェリアは驚愕し、目を見開く。
「暗殺者は『ラドウィルト殿の命令だ。恨むならやつを恨め』と言っておりました」
「まさか!」
「聞いたのは私だけではございません。息絶える前の護衛も聞いており、駆け付けた兵に伝えております」
「そんな……」
ラドウィルトがそうする意味がわからない。
アンジェリアの意図せぬ結婚を阻むためか。いや、暗殺などしなくても阻止は可能だ。そんな悪手に出る意味がわからない。
「彼はこれまで陛下の結婚をことごとく妨害してきたとか。私と陛下の結婚が決まって気に入らなかったのでは?」
「そんなわけがない。あやつは今まで何度も私に結婚を勧めて来た」
「ですが、成婚には至りませんでした。彼は陛下に好意を持っておいでのようです。自分以外の誰かと陛下が結ばれるのが気に入らなかったのでは?」
アンジェリアは唖然とした。
まさか。彼が自分を。
だが、言われてみれば最近の彼はおかしかった。
以前なら冗談で流した戯言に「御命令ならば」と応じる素振りを見せたり、王配への名乗りを上げたり。
それほど彼を悩ませているのだとばかり考え、彼が自分を思ってくれているなど想像もしなかった。
「それでも暗殺など不合理なこと、あやつがするはずがない」
「陛下がそう思われたところで、調査は必要でしょう」
「それはそうだが……」
「まずは身柄の拘束を。それから尋問……と、私が口を出すまでもございませんね」