女王陛下は溺愛禁止!
「あれ? もしかして嫉妬した? アンジェリアが俺に笑いかけたから」
エアはにやにやと彼の顔を覗き込む。
「早速におもしろいことを言うてくれる。こやつが嫉妬などするわけないだろう」
アンジェリアはくつくつと笑う。
「衣装をどうしてくれようか。道化と言えばロバの耳のついたフードか。まだらのコートに鈴のついたとんがり帽子か」
「どっちも嫌」
エアは嫌そうに眉を寄せる。
「今のままでも良い。道化であることがわかれば良いのだ」
古風な衣装もまたそのような趣きの道化であると思われるだろう。
「じゃ、そういうことで。ふふっ。なんだか楽しくなってきた」
「言っておくが、女性に手を出したら即刻、再封印するからな」
「それだと真実の愛をくれる運命の女性に出会えないじゃん。あ、君が運命の女性だからいいのか」
言った直後にラドウィルトの抜き身の剣がエアに向く。
「陛下に手を出すことは許しません」
「えー……俺、八方ふさがりじゃん」
「真実の愛に運命の女性か、条件が増えておるな」
「そのほうがドラマチックでいいかと思って」
エアがにこにこして言う。
「なんといい加減な……真実の愛も運命の女性も適当なでまかせであろうな」
アンジェリアは苦笑を漏らし、ラドウィルトは眉間に皺を寄せた。
「まずは信頼を得ることを考えたらいかがですか」
「俺、神様なのに……ああ、なんて不憫な俺」
エアが目を閉じて天を仰ぐが、アンジェリアは微笑して紅茶を口に含んだ。
エアはにやにやと彼の顔を覗き込む。
「早速におもしろいことを言うてくれる。こやつが嫉妬などするわけないだろう」
アンジェリアはくつくつと笑う。
「衣装をどうしてくれようか。道化と言えばロバの耳のついたフードか。まだらのコートに鈴のついたとんがり帽子か」
「どっちも嫌」
エアは嫌そうに眉を寄せる。
「今のままでも良い。道化であることがわかれば良いのだ」
古風な衣装もまたそのような趣きの道化であると思われるだろう。
「じゃ、そういうことで。ふふっ。なんだか楽しくなってきた」
「言っておくが、女性に手を出したら即刻、再封印するからな」
「それだと真実の愛をくれる運命の女性に出会えないじゃん。あ、君が運命の女性だからいいのか」
言った直後にラドウィルトの抜き身の剣がエアに向く。
「陛下に手を出すことは許しません」
「えー……俺、八方ふさがりじゃん」
「真実の愛に運命の女性か、条件が増えておるな」
「そのほうがドラマチックでいいかと思って」
エアがにこにこして言う。
「なんといい加減な……真実の愛も運命の女性も適当なでまかせであろうな」
アンジェリアは苦笑を漏らし、ラドウィルトは眉間に皺を寄せた。
「まずは信頼を得ることを考えたらいかがですか」
「俺、神様なのに……ああ、なんて不憫な俺」
エアが目を閉じて天を仰ぐが、アンジェリアは微笑して紅茶を口に含んだ。