女王陛下は溺愛禁止!
「なにこれ、新しい遊び?」
「命を狙われているんだ」
 アンジェリアの言葉に、エアは目を丸くした。

「そんなの許せない!」
「エア、そなたの力で我らを守れるか」
「できるよ。アンジェリアが俺への愛を誓ってくれたら」
 エアはにこにこと答える。

「できないということか」
 アンジェリアは悔し気につぶやく。
「そんなふうに翻訳するわけ?」
 エアはショックを受けたように言う。

 う、と声がもれてクライドが頭をふった。意識を取り戻したようだ。
「殿下、大丈夫ですか」
 ラドウィルトが声をかける。

「ああ、ここは……」
「地下の神殿です。殿下は人質になって連れて来られました」

「申し訳ない。陛下には不甲斐ないところをお見せしました」
「そんなことを言っている場合ではない」
 アンジェリアの声は緊迫している。

「動けるなら早くこの場から逃げましょう」
 ラドウィルトが腰を浮かせたときだった。
 剣が飛んできてエアの近くに突き立った。
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