女王陛下は溺愛禁止!
「空気を綺麗だという人間に初めて会った。空気なんて見えなくて当たり前、あって当たり前、ありがたみを感じることなどないだろうに。子どもならではの感覚なのか。素敵な名前をありがとう」
エアが手を振ると、その手には青い花弁の薔薇があった。茎は金色。その薔薇をアンジェリアの髪に挿して頭を撫でる。
「かわいい。似合ってるよ」
「ありがとう!」
アンジェリアは嬉しそうに顔を輝かせる。
「殿下、どちらですか!?」
ふいに声が聞こえた。
「こっちよ!」
言ってから、アンジェリアはエアを振り返る。
「かわいいアンジェリア。またね」
彼がぱちんと指を鳴らした直後、彼の姿が消えた。アンジェリアは目をごしごしとこすってからまたその空間を確認する。
「こちらでしたか! おひとりで先に行かれては困ります」
アンジェリアを見つけた侍女が怒ったような口調で言う。
「今、ここにお兄ちゃんがいたの」
侍女は首をかしげる。
「見間違えでございましょう。ここには殿下と私と護衛しかおりません」
その中の誰も銀髪をしていない。
アンジェリアは不思議に首をかしげた。
だが、迷路遊びが楽しくてそんなことはすぐに忘れてしまった。
エアが手を振ると、その手には青い花弁の薔薇があった。茎は金色。その薔薇をアンジェリアの髪に挿して頭を撫でる。
「かわいい。似合ってるよ」
「ありがとう!」
アンジェリアは嬉しそうに顔を輝かせる。
「殿下、どちらですか!?」
ふいに声が聞こえた。
「こっちよ!」
言ってから、アンジェリアはエアを振り返る。
「かわいいアンジェリア。またね」
彼がぱちんと指を鳴らした直後、彼の姿が消えた。アンジェリアは目をごしごしとこすってからまたその空間を確認する。
「こちらでしたか! おひとりで先に行かれては困ります」
アンジェリアを見つけた侍女が怒ったような口調で言う。
「今、ここにお兄ちゃんがいたの」
侍女は首をかしげる。
「見間違えでございましょう。ここには殿下と私と護衛しかおりません」
その中の誰も銀髪をしていない。
アンジェリアは不思議に首をかしげた。
だが、迷路遊びが楽しくてそんなことはすぐに忘れてしまった。