女王陛下は溺愛禁止!
「同じことを申し上げます」
青い顔に浮かんだ彼の笑みに、アンジェリアは泣きそうに顔を歪めた。
「そのようなお顔、ほかの男には見せないでいただきたい」
「当然だ。弱みは見せられないからな」
「そうではなくて」
ラドウィルトは苦笑し、アンジェリアに近付くと彼女の髪をひと房、手に取って口づける。
アンジェリアは思わず身を引いた。今まで彼からそんなことをされたことがない。
「お前、頭でも打ったのか!?」
「大丈夫ですよ、陛下」
眼差しが甘くて、アンジェリアは思わずときめいた胸を押さえてつんと顔をそらした。
「無事であるならばよい」
その頬が赤いのを見てラドウィルトはふっと頬を緩める。
「しかし、そなたはまだ休んでいるべきであろう」
「陛下こそ、お休みください」
「私は平気だ」
「ならば私が補佐しませんと」
「強情よな」
「お互いさまでございます。地下神殿の天井崩落で、真上の庭園が崩壊しました。兵たちは無事でしたが、クライド殿下のこともマリオン殿のことも、早く片付けなくてはなりません」
ラドウィルトの返事に、アンジェリアは微かな笑みを見せた。が、どこかに苦みが残っている。
「いかがされましたか? ご気分がすぐれないのでしたらお休みいただきませんと」
「そうではない」
アンジェリアは真顔でラドウィルトを見た。
青い顔に浮かんだ彼の笑みに、アンジェリアは泣きそうに顔を歪めた。
「そのようなお顔、ほかの男には見せないでいただきたい」
「当然だ。弱みは見せられないからな」
「そうではなくて」
ラドウィルトは苦笑し、アンジェリアに近付くと彼女の髪をひと房、手に取って口づける。
アンジェリアは思わず身を引いた。今まで彼からそんなことをされたことがない。
「お前、頭でも打ったのか!?」
「大丈夫ですよ、陛下」
眼差しが甘くて、アンジェリアは思わずときめいた胸を押さえてつんと顔をそらした。
「無事であるならばよい」
その頬が赤いのを見てラドウィルトはふっと頬を緩める。
「しかし、そなたはまだ休んでいるべきであろう」
「陛下こそ、お休みください」
「私は平気だ」
「ならば私が補佐しませんと」
「強情よな」
「お互いさまでございます。地下神殿の天井崩落で、真上の庭園が崩壊しました。兵たちは無事でしたが、クライド殿下のこともマリオン殿のことも、早く片付けなくてはなりません」
ラドウィルトの返事に、アンジェリアは微かな笑みを見せた。が、どこかに苦みが残っている。
「いかがされましたか? ご気分がすぐれないのでしたらお休みいただきませんと」
「そうではない」
アンジェリアは真顔でラドウィルトを見た。