女王陛下は溺愛禁止!
「良い、気にするな。もう元気になったか?」
「はい、この通り」
レイジェリーナは腕に抱える赤子を見せ、アンジェリアは満足そうに目を細めた。
「私はこの子のためにも良い国を作らなくてはならない。結婚などという些末な問題に時間をとられている場合ではない」
「姉上は相変わらずですね」
「前にも言ったが、世継ぎはこの子に頼みたい」
「ですが……」
「レイジェリーナとマリオン殿のお子ならば、きっと善き王となろう。重責は承知だが、この国を導くにふさわしい者が必要だ。マリオン殿の祖先は遡れば我が王家とも繋がりがあり、御血筋に異論を唱える者もおらぬだろう」
「ですが……」
「レイジェリーナ、陛下もよくよくお考えになられてのことだよ」
夫に肩に手を置かれ、彼女は口をつぐんだ。マリオンはアンジェリアの決定に従うと言っていた。レイジェリーナはそれを彼の思いやりだと思っている。
「結婚って人間には大きな問題でしょ? 特に女性は結婚したいんじゃないの?」
エアが不思議そうにきく。
「私は結婚したくないのだよ」
「本当はしたいんじゃないの?」
「余計な口を叩くな」
「自由な発言を許すとか黙れとか、どっちなの」
エアは不貞腐れる。
「姉上には善き伴侶と結ばれて欲しいのです。先日は隣国の王子と仲睦まじくダンスを踊られたとか」
レイジェリーナが言うと、マリオンが口をはさんだ。
「はい、この通り」
レイジェリーナは腕に抱える赤子を見せ、アンジェリアは満足そうに目を細めた。
「私はこの子のためにも良い国を作らなくてはならない。結婚などという些末な問題に時間をとられている場合ではない」
「姉上は相変わらずですね」
「前にも言ったが、世継ぎはこの子に頼みたい」
「ですが……」
「レイジェリーナとマリオン殿のお子ならば、きっと善き王となろう。重責は承知だが、この国を導くにふさわしい者が必要だ。マリオン殿の祖先は遡れば我が王家とも繋がりがあり、御血筋に異論を唱える者もおらぬだろう」
「ですが……」
「レイジェリーナ、陛下もよくよくお考えになられてのことだよ」
夫に肩に手を置かれ、彼女は口をつぐんだ。マリオンはアンジェリアの決定に従うと言っていた。レイジェリーナはそれを彼の思いやりだと思っている。
「結婚って人間には大きな問題でしょ? 特に女性は結婚したいんじゃないの?」
エアが不思議そうにきく。
「私は結婚したくないのだよ」
「本当はしたいんじゃないの?」
「余計な口を叩くな」
「自由な発言を許すとか黙れとか、どっちなの」
エアは不貞腐れる。
「姉上には善き伴侶と結ばれて欲しいのです。先日は隣国の王子と仲睦まじくダンスを踊られたとか」
レイジェリーナが言うと、マリオンが口をはさんだ。