女王陛下は溺愛禁止!
直後、うわあああ! と声にならぬ声をあげて頭を抱えた。
思い出すのは先程のラドウィルトとの会話。
「なんなんだ、ご命令とあらばって! いつもなら否定するところだろ!」
アンジェリアはバンバンとクッションを叩く。先日は『好きですよ』なんて言ったその彼が今日は腰を抱いて密着し、キスを迫った。そんなこと、今まで誰からもされたことがない。まるで小説の中みたいだった。
自分はちゃんと平静を装えただろうか。
顔は赤くなっていなかっただろうか。
彼の胸はこんなにたくましかっただろうか。
こんなに熱い瞳の人だっただろうか。
漂った色気に心臓が跳ね回り、アンジェリアはいたたまれない。
「なんであのようなことをするのだ!」
アンジェリアはクッションを思い切りソファに投げつける。
「大丈夫? どうしちゃったの?」
エアの声に、アンジェリアは素早く振り返る。
「どうして中に!? 鍵をかけたのに!」
「俺、神だよ。あんなのすり抜けられるよ」
前にも扉をすり抜けてきていたのを思い出し、アンジェリアは叫ぶ。
「ノックして許可を得てから入れ!」
「俺、神だよ? なんで許可貰わないといけないの? 神って人間観察くらいしかすることないんだよ?」
「『なんで』もなにもない! 勝手に入って来るな!」
「あれするなこれするなって、細かいなあ」
「散歩でもしてこい」
「神に対して扱いがひどい」
エアはぶつくさ言いながらふわふわと浮かび、扉をすりぬける。
思い出すのは先程のラドウィルトとの会話。
「なんなんだ、ご命令とあらばって! いつもなら否定するところだろ!」
アンジェリアはバンバンとクッションを叩く。先日は『好きですよ』なんて言ったその彼が今日は腰を抱いて密着し、キスを迫った。そんなこと、今まで誰からもされたことがない。まるで小説の中みたいだった。
自分はちゃんと平静を装えただろうか。
顔は赤くなっていなかっただろうか。
彼の胸はこんなにたくましかっただろうか。
こんなに熱い瞳の人だっただろうか。
漂った色気に心臓が跳ね回り、アンジェリアはいたたまれない。
「なんであのようなことをするのだ!」
アンジェリアはクッションを思い切りソファに投げつける。
「大丈夫? どうしちゃったの?」
エアの声に、アンジェリアは素早く振り返る。
「どうして中に!? 鍵をかけたのに!」
「俺、神だよ。あんなのすり抜けられるよ」
前にも扉をすり抜けてきていたのを思い出し、アンジェリアは叫ぶ。
「ノックして許可を得てから入れ!」
「俺、神だよ? なんで許可貰わないといけないの? 神って人間観察くらいしかすることないんだよ?」
「『なんで』もなにもない! 勝手に入って来るな!」
「あれするなこれするなって、細かいなあ」
「散歩でもしてこい」
「神に対して扱いがひどい」
エアはぶつくさ言いながらふわふわと浮かび、扉をすりぬける。