女王陛下は溺愛禁止!
「本日の晩餐には麗しき令嬢たちを招きました。いずれ劣らぬ淑女ばかり」
「世界の誰も陛下の麗々しさには勝てぬと思われます」
「あー、そういうの、俺が言いたかったのに!」
クライドの言葉をエアがまぜっかえす。
「女を喜ばせる言葉がお上手であられる」
アンジェリアはあきれたように言った。
「陛下の魅力にとらわれぬ男がおりますでしょうか」
クライドはそう言ってから、言葉を足す。
「礼をいただけるのでしたら、しばし陛下とふたりで薔薇を楽しむお許しを」
「……その程度ならば」
アンジェリアが席を立つと、エアも立ち上がった。
「俺も行く」
「エア殿。しばらくお控えいただけないでしょうか」
クライドの言葉に、エアはきょとんとする。
「神なれば、人のひとときの短さをご存じでございましょう。どうかご慈悲を。後日、我が国のおいしいお菓子を届けさせますゆえ」
「どんなお菓子?」
「筒形に焼いた生地にクリームとカスタードをたっぷり入れてチョコレートをかけたものです。パリッとした皮に甘くてとろけるクリームが最高ですよ」
「おいしそう。ちょっとだけなら待ってる。取引成立!」
エアは大人しく席に座り直す。
エアの単純さに、アンジェリアは苦笑を漏らした。
彼女はクライドに手を引かれて薔薇の散策路を歩く。少し離れてラドウィルトと護衛がついてくる。
「世界の誰も陛下の麗々しさには勝てぬと思われます」
「あー、そういうの、俺が言いたかったのに!」
クライドの言葉をエアがまぜっかえす。
「女を喜ばせる言葉がお上手であられる」
アンジェリアはあきれたように言った。
「陛下の魅力にとらわれぬ男がおりますでしょうか」
クライドはそう言ってから、言葉を足す。
「礼をいただけるのでしたら、しばし陛下とふたりで薔薇を楽しむお許しを」
「……その程度ならば」
アンジェリアが席を立つと、エアも立ち上がった。
「俺も行く」
「エア殿。しばらくお控えいただけないでしょうか」
クライドの言葉に、エアはきょとんとする。
「神なれば、人のひとときの短さをご存じでございましょう。どうかご慈悲を。後日、我が国のおいしいお菓子を届けさせますゆえ」
「どんなお菓子?」
「筒形に焼いた生地にクリームとカスタードをたっぷり入れてチョコレートをかけたものです。パリッとした皮に甘くてとろけるクリームが最高ですよ」
「おいしそう。ちょっとだけなら待ってる。取引成立!」
エアは大人しく席に座り直す。
エアの単純さに、アンジェリアは苦笑を漏らした。
彼女はクライドに手を引かれて薔薇の散策路を歩く。少し離れてラドウィルトと護衛がついてくる。