飴ちゃん食べる?~よろしく焼肉ホスト部♡
ヤンキー高校文化祭2日目。
今日も朝から大盛況。
「最強の三つ子が焼いた肉を食べれるなんて、すごく奇跡だ!」と、三つ子に憧れるヤンキーたちも1日目からたくさん来ている。
今日は朝から、男子が多いな……だけど、女子もたくさん来てくれている。ヤンキーホスト個人にファンがついて、2日連続で来てくれているお客さんも多数いた。私もお客さんと楽しく話をしたりして、平和に過ごしていた。
だけど、お昼すぎに嫌な事件は起こった。
私は手が空いていたから、テントの中で接客をしている橘裕翔くんのヘルプに入った。そしてテントの横にある大きな焼き網で頼まれた肉を焼いている時だった。
「へぇ、女の子もホストやってるんだ」と、私の顔を覗き込んでくるヤンキーたち。
「はい、そうですけど……」
「ねぇ、俺らにも肉、食べさせてよ!」
「このお肉を焼いたら、お兄さんたちのお肉も焼きますね!」
直感で嫌な感じがする人たちだな。
だけど、一応お客さんだし。
私は頑張って笑顔を作った。
「ねぇ、今すぐあっちでお話しようよ」と、会場から離れて誰も通らなさそうな場所を指さしてきた。さらに私の腕を引っ張ってくる。
私の笑顔はひきつる。
「でも、今は頼まれたお肉を焼いていて……」
「いいじゃ~ん」
勝てる自信はある。
今すぐに投げ倒したい。
だけど――。
今日も朝から大盛況。
「最強の三つ子が焼いた肉を食べれるなんて、すごく奇跡だ!」と、三つ子に憧れるヤンキーたちも1日目からたくさん来ている。
今日は朝から、男子が多いな……だけど、女子もたくさん来てくれている。ヤンキーホスト個人にファンがついて、2日連続で来てくれているお客さんも多数いた。私もお客さんと楽しく話をしたりして、平和に過ごしていた。
だけど、お昼すぎに嫌な事件は起こった。
私は手が空いていたから、テントの中で接客をしている橘裕翔くんのヘルプに入った。そしてテントの横にある大きな焼き網で頼まれた肉を焼いている時だった。
「へぇ、女の子もホストやってるんだ」と、私の顔を覗き込んでくるヤンキーたち。
「はい、そうですけど……」
「ねぇ、俺らにも肉、食べさせてよ!」
「このお肉を焼いたら、お兄さんたちのお肉も焼きますね!」
直感で嫌な感じがする人たちだな。
だけど、一応お客さんだし。
私は頑張って笑顔を作った。
「ねぇ、今すぐあっちでお話しようよ」と、会場から離れて誰も通らなさそうな場所を指さしてきた。さらに私の腕を引っ張ってくる。
私の笑顔はひきつる。
「でも、今は頼まれたお肉を焼いていて……」
「いいじゃ~ん」
勝てる自信はある。
今すぐに投げ倒したい。
だけど――。