不良校の紅一点!?〜最強男子達からの溺愛〜
仁先輩たち……手の縄を解いて立たないと……

頭ではわかっていたけど、動けなかった

「待ってね、今縄を解くから」

そう言って仁先輩は縄を解いてくれた

「……ありがとう、ございます」

声を振り絞りお礼を言った

その時、碧くんが来た

「碧、くん……」

「大丈夫かっ!?藍奈!!」

「だ、いじょうぶ。碧くんに伝えたいことが、あるの……」

私がそういうと碧くんは耳を傾けた

「なんだ?」

私は精一杯の笑みを浮かべて、

「碧くん、大好きだよ。ひとりの男の子として」

そう言って私は意識が途切れた
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