不良校の紅一点!?〜最強男子達からの溺愛〜
「嘘って……前にも言ったろ」

そういえば、そうだった……

「まあいいや、改めて言わせてくれ。藍奈、好きだ。付き合ってくれ」

そしてもう一度告白された。私の返事はもちろん、

「……!はい!!」

と笑顔で言った

「っ!よかった……」

碧くんは安心したように笑った

「夢じゃ、ないよね……?」

「夢じゃねーよ」

と言って笑いあった

そして、

「藍奈、聞いて欲しくなかったら言わなくていいが……過去になにがあった?」

と碧くんに言われた。私は―――

「碧くん、私の過去のこと、聞いてくれる?」

「あぁ」


数年前―――


『お兄ちゃん!見て!これ、お兄ちゃんのために作ったの!』

『おー!俺のために作ってくれたのか!嬉しいな〜!大切にするな』
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