あの子の成績表
「私も1度どうしてもお腹が痛くて、連れて行かれたことがあるよ。その時は盲腸だったけれど、点滴を打ってもらったら治ったんだ」
「そこには病院の先生もいるんですね!?」

「一応な。みんな闇医者とかヤブ医者とか言ってるけど」
「でも、盲腸は治ったんですよね!?」
「うん。治った」

ユッキーは親指を立てて答えました。
闇医者だろうがヤブ医者だろうが、穂波の病気をちゃんと治療しているのなら問題ありません。

これで穂波と生きて会える可能性がうんと増えたんですから。
それから仕事に戻った私ですが、頭の中ではずっと計画をねっていますた。
どうしたら穂波に会うことができるのか……。
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