あの子の成績表
☆☆☆
時々、悪い自分に疲れてくると公園に向かいます。
もう誰もいない5時を過ぎた時間に行って、ひとりでベンチに座って風にあたります。
そうするとだんだん、本来の自分に戻っていくような気がします。
でも時々怖くなることもあります。
悪い自分を演じているはずなのに、それが本当の自分の姿なのではないかと思う瞬間があるからです。
誰かに意地悪をしたとき、誰かを怒鳴った時、心の中にスッとしている部分が確かにあることです。
ある時それがたまらなく怖くなりました。
「ねぇ、私って本当に悪い子になっちゃったのかな?」
公園のベンチで震えながら正樹に質問しました。
正樹はこの日も爆弾を持ってきていて、せっせと爆発の準備をしています。
最近、爆弾を作る頻度、実験する頻度が上がってきているようです。
「誰だって悪い部分はあるよ。だから別に悪い子になったわけじゃないと思うけど?」
「そうかな?」
それでも怖くて、ボロボロと涙が出てきてしまいました。
傷つけてきた友達の顔。
時々、悪い自分に疲れてくると公園に向かいます。
もう誰もいない5時を過ぎた時間に行って、ひとりでベンチに座って風にあたります。
そうするとだんだん、本来の自分に戻っていくような気がします。
でも時々怖くなることもあります。
悪い自分を演じているはずなのに、それが本当の自分の姿なのではないかと思う瞬間があるからです。
誰かに意地悪をしたとき、誰かを怒鳴った時、心の中にスッとしている部分が確かにあることです。
ある時それがたまらなく怖くなりました。
「ねぇ、私って本当に悪い子になっちゃったのかな?」
公園のベンチで震えながら正樹に質問しました。
正樹はこの日も爆弾を持ってきていて、せっせと爆発の準備をしています。
最近、爆弾を作る頻度、実験する頻度が上がってきているようです。
「誰だって悪い部分はあるよ。だから別に悪い子になったわけじゃないと思うけど?」
「そうかな?」
それでも怖くて、ボロボロと涙が出てきてしまいました。
傷つけてきた友達の顔。