DEAR 1st 〜 SEASON〜
「───高山、探したぞ!
遅いじゃないか!」
声の主は、年配の先生。
そして、声を掛けられた人は──……。
「───すいません!!
すぐ準備しますんで!」
……そう返事をした、男子生徒。
「──────…!」
たまたま振り返ったあたしは、その人を見て動きが止まってしまった。
───…うわっ……!
な、何なに……!?
……かっ……こいい……!!
……初めて見た印象がまさにこの一言。
高い身長。
綺麗な体の線。
鼻筋がスッと整っていて、切れ長な瞳。
太陽に当たってか、少し茶色く見える、ワックスで立たせてある髪。
「…………」
うわぁぁ……。
目の保養になる~……!
言うまでもなく無言になり、その人に貼り付くような視線を無意識に送っていた。
……ここで、初めてあなたを見た。
二人とも、まだお互いを知らなかった時の一瞬の出逢い。
「───急げ高山!」
「……はいっ……」
────バタバタバタ…!
そうやって
あなたは風のように走っていったんだよ。
「……………」
どうしてだろう。
ついついその姿を必死に目で追ってしまっていたなんて。