DEAR 1st 〜 SEASON〜
「じゃっ、ごゆっくりー★」
ナナはポンと背中を押し、お化け屋敷の当番に回った。
……ヤバい。
会うの久しぶり過ぎて緊張してきた……。
「…久しぶりぃ…。」
「久しぶり♪」
──ふわり。
ぶんちゃんの甘い香水の匂いが、余計に胸を狭くする。
──…何か泣きそうだ。
「回る?」
「うんっ!
彩お腹空いたー。」
「じゃぁ何か食いもん買う?」
「買う買う!
焼きそばとたこ焼きとクレープ食べたいな♪」
「了解」
くすくすと笑うぶんちゃんに、少し恥ずかしくなる。
今の発言、色気より食い気?
───しばらくして。
お望み通りの食べ物が、あたしの目の前にズラリ。
「きゃー♪
美味しそうっ!
いっただっきまーす♪」
ナナじゃないけど、食べ物に目がキラキラ輝く。
「彩、チビなクセによく食うねー。」
「そ?」
「身長何センチ?」
「………154くらい…」
……サバ読んでるかもだけど。
「ちっちゃ!」
「ちっちゃくないよ!
ぶんちゃんは?」
「170ちょい。」
「……高……」
口を尖らせ、チラリとぶんちゃんを見る。
「……俺はチビな方が好きだけどね。」
────ドキ……。
ズルい。
そんな目で見たら反則じゃん──……。