DEAR 1st 〜 SEASON〜
……これが、ナナとの出逢いだった。
背が高いナナ。
背が低いあたし。
サバサバしたナナ。
おずおずするあたし。
サッパリしたものを好むナナ。
可愛いものを好むあたし。
──二人はまるで正反対だった。
だからといって、お互い引く訳でもなく。
逆だからこそ、自分とは違う考えを聞きたくなってお互いを知りたくなっていった。
……不思議だよね。
あたしは人一倍、人見知りが激しいのに。
ナナには何の警戒心もなかった。
これは本当にあたしにとっては珍しいこと。
出会って猛スピードで仲良くなれたのは、ナナだけかもしれない。
…ナナはね、
本当に出逢えてよかったと思う存在の一人。
今思えば、ナナがいなきゃあの恋は成り立たなかったかもしれないから。