無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる
靴をぬいで、家にあがる。
そして、リビングへ続くであろう扉に手をかけ、そのまま開けた。
案の定、まだそこには誰もいなかった。
……一番乗りだ。
戸を閉めて、部屋をぐるっと見渡す。
わあっ、きれい……!!
うす茶色の床に、淡いピンクのカーペットが広く位置している。
そして、扉を介せずあるそばの部屋には少し大きなテーブルといすが四つほど並べられている。
テレビの向かい側にはふかふかそうな真っ白のソファ。
す、すごい……。
私、この家に住む、んだよね……?
妙に落ち着かない気分で、おそるおそるカーペットの上に座る。
「わあっ、ふわふわ……っ」