苦手な上司にプロポーズすることになりました
やがて、アパートと民家の間の細い道を見たこともないような大きな車がやってきた。
「なにあれ、デカいジープ?」
と千賀代が呟き、
「自衛隊?」
と忠がもらし、
「いや、砂漠を走ってきて機関銃撃ってきそうな車だぞ」
と吉住が苦笑いする。
機関銃撃ってこられたら、クワくらいしか応戦できるものがないんだが、と千賀代が思っている間に、そのジープっぽい車は、きちんと畑横の駐車スペースに入った。
気のせいだろうか。
モデルのような美女が運転席にいるような。
「車、ここで大丈夫ですか? 部長」
電話の向こうから聞こえた声だ。
ドアが開く。
畑に降り立ったその美女はジャージ姿だった。
……着物でなくてよかった。
止めてくれてありがとう、と千賀代は夫に感謝する。
「なにあれ、デカいジープ?」
と千賀代が呟き、
「自衛隊?」
と忠がもらし、
「いや、砂漠を走ってきて機関銃撃ってきそうな車だぞ」
と吉住が苦笑いする。
機関銃撃ってこられたら、クワくらいしか応戦できるものがないんだが、と千賀代が思っている間に、そのジープっぽい車は、きちんと畑横の駐車スペースに入った。
気のせいだろうか。
モデルのような美女が運転席にいるような。
「車、ここで大丈夫ですか? 部長」
電話の向こうから聞こえた声だ。
ドアが開く。
畑に降り立ったその美女はジャージ姿だった。
……着物でなくてよかった。
止めてくれてありがとう、と千賀代は夫に感謝する。