苦手な上司にプロポーズすることになりました
「いらっしゃいませ」

「なんで後ろから来るんだよ」
と言う竜吾に、

「いや~、飲み物足りなかったかなーと思って、買いに出た」
と佑茉は言った。

「おっしゃってくだされば、我々が買ってきましたのに」
と言いながら、湯沢がエコバッグを持ってくれる。

 そのエコバッグを湯沢の手からとりながら、竜吾が訊いてきた。

「部長は?」

「掃除機かけてる」

「……メイドさんとか雇えよ」

「いや、あんまり部屋使ってないから汚れないし」
と話しながら、玄関から入る。




< 180 / 379 >

この作品をシェア

pagetop