苦手な上司にプロポーズすることになりました
 


「なんか余計な情報ばかりが頭に焼き付いてしまいました」

 湯沢はちゃんと帰ったが、竜吾はそのまま庭先で寝てしまったので、家の中に引きずりこんで寝かせた。

 三人とも、ぼんやりしたまま、バス停に向かっていたが、由人が、
「すまん、忘れ物した。
 先行っててくれ」
と屋敷に戻っていった。

 軽く走っていくその姿を、フォームが綺麗だな、と眺めたあとで、二人はまた歩き出す。



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