苦手な上司にプロポーズすることになりました

 

 朝、由人はバスで佑茉と一緒になった。

 佑茉は二人の今後については触れてこない。

 このまま、週末、集まりに顔を出して。

 じゃあってお互い引っ越して終わりかな。

 薬川は自然にそういう流れになることを望んでいるのかも。

 バスの中でも当たり障りのない話をして、この話題には触れないようにするのだろう。

 由人がそう思ったとき、佑茉が口を開いた。

「フがつくポテトって、なんでしたっけ?」

 ……唐突すぎる。

 この話題に触れないようにを通り越している。
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