苦手な上司にプロポーズすることになりました
「大丈夫ですか? 奥様」
とやさしく佑茉さんに声をかける俺。

 そういうシチュエーションに萌えなくもないっ。

 湯沢は、そんな感じに、
「あなたが一番危険な人ですよっ」
と由人に叫ばれそうなことを思っていた。

 それにしても、ほんとうに佑茉さんが公園の彼女だと知ったときは、自分で自分に感心したな。

 まさか、俺の推理、どんぴしゃりとか。

 俺は天才か。
 自分で自分が怖いな、と湯沢は悦に入る。

 まあ、今は気分がいいから。
 とりあえず、由人を応援してやるか、と思っていた。




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