苦手な上司にプロポーズすることになりました
 



 そのあと、鈴木も一緒に、みんなで小さな頃の写真などを見た。

 庭園のテーブルで落ちていた黄色い花を避け、アルバムを広げる。

「このぼんやりして可愛いのが佑茉だよ」
と鈴木が指差し、

「その隣の目がくるんとした可愛らしい男の子は誰だ?」
と由人が訊いた。

「鈴木です」
と佑茉が答える。

「面影ないぞ!?
 嫌味がなく、愛らしいじゃないかっ」

「……顔って、年々、性格が出てくるんですよね」
と佑茉が言い、

「今は、嫌味で可愛らしくないってことね」
とエリナが苦笑いする。
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