苦手な上司にプロポーズすることになりました
 ともかく、湯沢さんや竜吾たちより俺が一歩先に出られるのは、一緒に暮らしてることだけ。

 明日の朝、真っ先に、薬川におめでとうと言おう、と思いながら、由人は寝る前、お手洗いに行った。

 佑茉が出てきた。

 今までなら、なかったことだ。

 佑茉は違うエリアに住んでいたから。

「あ、どうぞー」
と佑茉は眠そうな顔で言い、行ってしまう。

「ありがとう」
とトイレに入ってデジタル時計を見て気がついた。

 0時2分っ。

「薬川っ」
と由人は飛んで出た。
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