Deception〜私たちの恋の裏にはそれぞれの思惑が渦巻いている〜
いったい何のメールだろう?
ごろりと寝返りを打ち、画面をのぞき込む。想乃がアカウントを作っている『おしゃれダイアリー』からのメールだった。
タイトルは『緊急ログイン通知』。『セキュリティアップデートのため、再ログインしてください』と書かれている。
「えぇ……? 面倒くさいな」
ぼやきながらも、ログインしないことには、設定は変えられない。
メールのリンクを押し、ログイン画面へ飛ぶ。IDと設定したパスワード、『con8686Sono-Keiya』を正しく入力する。
そもそも、セキュリティアップデートって何のことだろう? 特定の人しか読めない機能があればいいのに……。
そんなことを思いながら、ブログを非公開に切り替えた。
*
翌週の月曜日、想乃はピアノ教室で二回目のレッスンを終え、広い大通りを歩いていた。
今日習ったところを早く家でも復習したい、そう思うもののスーパーにも寄らなければならない。
考えながら歩いていると、不意に曲がり角から現れた女性とぶつかった。
「きゃっ」
小さな悲鳴が聞こえた。
「あ、ごめんなさい、私……」
ぶつかった拍子に女性が落としたバッグの中身を、一緒になって慌てて拾う。
「よそ見をしていて、本当にごめんなさい」
ごろりと寝返りを打ち、画面をのぞき込む。想乃がアカウントを作っている『おしゃれダイアリー』からのメールだった。
タイトルは『緊急ログイン通知』。『セキュリティアップデートのため、再ログインしてください』と書かれている。
「えぇ……? 面倒くさいな」
ぼやきながらも、ログインしないことには、設定は変えられない。
メールのリンクを押し、ログイン画面へ飛ぶ。IDと設定したパスワード、『con8686Sono-Keiya』を正しく入力する。
そもそも、セキュリティアップデートって何のことだろう? 特定の人しか読めない機能があればいいのに……。
そんなことを思いながら、ブログを非公開に切り替えた。
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翌週の月曜日、想乃はピアノ教室で二回目のレッスンを終え、広い大通りを歩いていた。
今日習ったところを早く家でも復習したい、そう思うもののスーパーにも寄らなければならない。
考えながら歩いていると、不意に曲がり角から現れた女性とぶつかった。
「きゃっ」
小さな悲鳴が聞こえた。
「あ、ごめんなさい、私……」
ぶつかった拍子に女性が落としたバッグの中身を、一緒になって慌てて拾う。
「よそ見をしていて、本当にごめんなさい」