重ねる涙の先で仕合せは紡ぐ。
可愛い、、、?
そんなつもりで見せたわけではなかったので、突然恥ずかしくなってくる。
わたしは平然を装い巡のベッドに座ると、ある事に気付く。
「あれ?そういえば、巡のベッドって何か大きくない?」
わたしがそう言うと、巡は「特注で作ってもらったからな。そこら辺に売ってるベッドは俺には合わない。」と言った。
「そりゃそうだよね。凄いなぁ、特注だなんて。」
そう言いながら、わたしは巡のベッドに潜り込んだ。
自分の家の固くて狭いシングルベッドとは違い、フカフカで広い巡のベッド。
布団に潜るわたしの姿を見た巡は、「花恋はちょっと寝とけ。俺、ちょっと仕事するわ。」と言うと、パソコンの方に身体を向け、ヘッドホンをつけた。
最初は鼻まで布団に潜り、仕事をする巡の姿を眺めていたのだが、あまりにも寝心地の良い布団に包まれ眠くなってきてしまい、わたしはいつの間にか眠りに落ちていた。
そして、何時間くらい経っただろうか。
目が覚めると、何だか良い匂いがしてきた。
「おっ、起きたか。匂いで目覚めるなんて犬みたいだな。」
そう言いながら、何かを運んで来た巡。
わたしは目を擦りながら身体を起こすと、「わたし、寝ちゃってたんだ。」と言った。