重ねる涙の先で仕合せは紡ぐ。
「2時間は寝てたんじゃないか?」
「え、そんなに寝てた?」
「もう19時だぞ。腹減っただろ。ピザ食うか?」
巡はそう言うと、折りたたみ式のテーブルを広げ、その上に平たい箱を置いた。
そして、その箱を開けると良い匂いが更に部屋に広がっていった。
「わぁ!美味しそう!これがピザなんだ!」
「お前、ピザ食ったことないのか?」
「こんな高級な食べ物食べたことないよ!」
「普段、何食って生きてんだよ。」
「んー、、、食パンとか?」
わたしの言葉を聞き、巡は納得したように「だから、そんなガリガリなのか。」と言った。
「ほら、好きなだけ食え。」
「いいの?」
「どうぞ、召し上がれ。」
わたしは両手を合わせると、「いただきます!」と言い、ピザを一切れ手に取った。
チーズがとろけてついてくる。
「わぁ!凄い!」
わたしが初めてのピザにはしゃいでいると、巡は「子どもみてーだな。」と笑っていた。
そして、初めてのピザを一口食べる。
わたしはその美味しさに感動し、「ん~~!!!」と初めてのピザを味わった。
「良い顔して食べるな。」
そう言いながら、巡はわたしがピザを食べる姿を眺めていた。