重ねる涙の先で仕合せは紡ぐ。
巡の家に帰宅すると、わたしはシャワーを浴び、自分の服があるにも関わらず、巡のTシャツを着る。
巡のTシャツを着ても、わたしにはワンピース状態になっていた。
そして、わたしの希望通り注文してくれたピザを食べ、わたしは巡のベッドに横になった。
「花恋、ちょっとふっくらしてきた?」
わたしを見て、巡が言う。
「うん、ちょっと太ったかも。」
「太ったってゆうか、前がガリガリ過ぎて普通の体型になっただけじゃないか?」
「前は、食パンくらいしか食べてなかったからなぁ〜。」
そう考えると、巡には感謝だ。
主食が食パンで、その上にとろけるチーズか納豆を乗せて食べるくらいしかわたしの食事のレパートリーはなかった。
あの時の生活を思い出すと、今が信じられないくらい幸せに感じた。
「花恋、明日仕事は?」
「休みだよ。」
「じゃあ、今日は泊まって行け。」
「うん、わたしもそうしようかと思ってた。」
そう話したあと、巡はシャワーを浴びに行った。
わたしは仕事の疲れから、巡のベッドの上でウトウトしてしまう。
すると、わたしの頬に何かが触れ、目が覚めた。
「おい、寝るなよ。」
シャワーから上がってきた巡は上半身裸で下にスウェットを履いているだけだった。
どうやら、わたしの頬にキスをしたらしい。