君との恋は面倒すぎる
なんて話した春休み。

そう言えばこの時にはクラスが分かれること確定していた。

学校生活最後に同じクラスに慣れないのは中々辛いけど、まずは紗月と一緒であることを喜ぼう。

紗月と一緒に指定のクラスまで行く。

周りには知ってる男の子はいなくて澤山くんも薫くんも隣のクラスだったし。

蒼空くんは2人ともクラスが離れた。

あまり気にしてる感じなさそうだけど。

3年になると最後の学祭、体育祭、とか学校生活の事が全部最後のになって特別になる。

その特別を蒼空くんと過ごせないのは少し残念だった。


「相変わらず昼休みは柊くんと一緒?」

「うん、そのつもり。寂しかったら紗月も一緒に来てもいいからね」

「嫌に決まってるでしょ、バカ」


そう言って笑う紗月につられて思わず私も笑ってしまう。
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