君との恋は面倒すぎる
その次のクラスでは薫くんがいた。

薫くんともいろいろあったな。

私と蒼空くんになにかあるといつも気づいてくれていつも助けてくれた。

好きだって言ってくれた時は正直どうしようって思ったし、たくさん傷つけて困らせたと思う。

こんなどうしようもない私を好きで居てくれて、振った後もきちんと友達で居てくれて薫くんには感謝しか無い。


『来栖 薫』

「はい」


蒼空くんにお弁当渡しに行って引かれた時が懐かしい。

思い出したら今は笑えてきた。

最初は怖い人って思ったけどその後律儀に謝ってくれたんだよね。

本当何でも言ってしまうデリカシーのないところもあったけど、そこも薫くんの良いところな気もする。
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