君との恋は面倒すぎる
次のクラスは、いよいよ蒼空くんのクラスだ。

ふと自分のネクタイの裏を軽くめくってみる。

交換してもらった期間1年くらいだったけど、幸せだったな。

このネクタイのお陰で常に一緒に居れているそんな感覚で。

このネクタイを付けている間は何でも出来るような気がした。


『柊 蒼空』

「はい」


周りと同じように行くその姿も何だか姿勢も良くて格好良く見える。

好きな人って何してても格好良く見えてすごい。

やっぱり卒業式のこの時間好きだな。
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