ドブみたいな色の
「うん、いいよ」
私は頷いてしまった。
だって、断った時の罪悪感がすごそうだったんだもん!
蓮人くんがショックを受けた顔なんて見たくないし!
「やったぁ」
へにゃんと笑う蓮人くん。
可愛いなぁ、もう!
「蓮人くんって、部活に入ってないよね?」
「入ってないよ」
「なんでこの時間まで残ってたの?」
「家の鍵を失くして」
「えっ!?」
蓮人くんの顔を見上げる。
蓮人くんは私から顔を逸らしていた。
「すっごい探したんだけど……そのっ……」
もしかして、まだ見つかっていないのかな?
親が帰ってくるくらいの時間まで、教室で時間を潰していた、とかかな?
「……制服の胸ポケットに入れてたの、忘れてただけで……」
あ、耳が赤い。
恥ずかしいんだ。
「……失くしてなくてよかったね」
なんて声をかけるのが正解かわからなかったので、とりあえず当たり障りのないことを言っておいた。
「……うん」
やっと前を見る蓮人くん。
「先生が一緒に探してくれてたんだけど、申し訳なくて」
「先生、何か言ってたの?」
「呆れて笑ってたよ。灯台下暗しだね~って」
怒られなくてよかったね。
私は頷いてしまった。
だって、断った時の罪悪感がすごそうだったんだもん!
蓮人くんがショックを受けた顔なんて見たくないし!
「やったぁ」
へにゃんと笑う蓮人くん。
可愛いなぁ、もう!
「蓮人くんって、部活に入ってないよね?」
「入ってないよ」
「なんでこの時間まで残ってたの?」
「家の鍵を失くして」
「えっ!?」
蓮人くんの顔を見上げる。
蓮人くんは私から顔を逸らしていた。
「すっごい探したんだけど……そのっ……」
もしかして、まだ見つかっていないのかな?
親が帰ってくるくらいの時間まで、教室で時間を潰していた、とかかな?
「……制服の胸ポケットに入れてたの、忘れてただけで……」
あ、耳が赤い。
恥ずかしいんだ。
「……失くしてなくてよかったね」
なんて声をかけるのが正解かわからなかったので、とりあえず当たり障りのないことを言っておいた。
「……うん」
やっと前を見る蓮人くん。
「先生が一緒に探してくれてたんだけど、申し訳なくて」
「先生、何か言ってたの?」
「呆れて笑ってたよ。灯台下暗しだね~って」
怒られなくてよかったね。