The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
そこに書いてある文章は、以下の通りだった。

『親愛なる『青薔薇連合会』の皆様。

昨夜は熱烈な歓迎をありがとう。

ついては、昨夜の続きをしたく。

今夜、日付が変わる時刻に『青薔薇連合会』本部に向かう。

fromルニキス・エリステラ』

「これって…」

「あぁ…」

…間違いない。昨日…ルレイアを傷つけやがった暗殺者からのメッセージだ。

「ルニキス…ルニ公?アイ公、そんな人知ってる?」

「聞いたことはないね…。本名かどうかは分からないけど」

「一応調べてみてくれるかしら、アイズ」

「分かりました」

アシュトーリアさんから命を受け、アイズは一礼して、急いで会議室を出ていった。

ルニキス…というのが、ルレイアをやった犯人。

一体…どんな身の上の人間なのか。

「今夜うちに来るって…マジ?」

「これ…宣戦布告ってこと?」

ルレイアをやった犯人が、自分から名乗り出てくれるのは願ってもないことだ。

だが…。

「正面から殴り込みとは…やることがルレ公と一緒じゃねぇか」

「分からないわよ。そう言って私達を騙そうとしているだけかもしれないし」

シュノの言う通りだ。

ルレイアを闇討ちするような人間のすることだ。信じられない。

「…準備だけはしておきましょう」

「はい」

俺達と正面から殴り合って、勝てると思っているのだろうか。

まぁ…来たいと言うなら、好都合だ。

ルレイアを傷つけてくれたお礼は、たっぷりとしてやる。






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