レンアイゴッコ(仮)
寝かせられたベッドで私はまざまざと思い知らされた。
私が女であること、彼が男であること。
「ねえ、待っ……も、無理」
くしゃくしゃのシーツ。散らばった個包装のアルミ。汗ばんだ身体のどこにも冷たさはなかった。
「無理じゃないでしょ」
ねだるような甘える声。熱を滲ませた瞳が無言の圧を放つ。
「無理……、無り、む……んぁ……っ」
「ほら、まだいける」
髪をかけ分けながら避妊具を取り替えた彼は、恍惚の表情を浮かべて腰を揺する。開いた足の間からゆるゆると私の中に沈んでゆくそれはとても卑猥で、みてはいけないようなものがするのに、どうしても見てしまう。
「奥好きなんだ?」
「し……知らない……そこ、やだ」
「そう、今日覚えて良かったな」
なにが、と首を横に振るとかみつくように、唇に歯を立てられた。男らしいがっしりした骨盤が臀部を打ち付ける。
責任なんて口走るんじゃなかった。体力自慢の男の底は知れず、体が壊れるってこういうことかと錯覚する程だった。
私が女であること、彼が男であること。
「ねえ、待っ……も、無理」
くしゃくしゃのシーツ。散らばった個包装のアルミ。汗ばんだ身体のどこにも冷たさはなかった。
「無理じゃないでしょ」
ねだるような甘える声。熱を滲ませた瞳が無言の圧を放つ。
「無理……、無り、む……んぁ……っ」
「ほら、まだいける」
髪をかけ分けながら避妊具を取り替えた彼は、恍惚の表情を浮かべて腰を揺する。開いた足の間からゆるゆると私の中に沈んでゆくそれはとても卑猥で、みてはいけないようなものがするのに、どうしても見てしまう。
「奥好きなんだ?」
「し……知らない……そこ、やだ」
「そう、今日覚えて良かったな」
なにが、と首を横に振るとかみつくように、唇に歯を立てられた。男らしいがっしりした骨盤が臀部を打ち付ける。
責任なんて口走るんじゃなかった。体力自慢の男の底は知れず、体が壊れるってこういうことかと錯覚する程だった。