レンアイゴッコ(仮)
なんだか、ふわふわしてきた。ふわふわな思考回路を何とか冷やそうと、きんと冷えたサワーを飲む。いっとう、アルコールが回る。
そんな私とは違って、東雲は終始肉の焼き手に回っていた。良い色目が付いたら私のお皿へ取り分けてくれていた。だから満腹は私の方が早かった。
お腹もいっぱいになって、良い気分になって。そういえば何かを聞かなきゃいけなかったような……と、当初の予定を思い出した。
「(なんだったっけ……)」
ぼんやりとしながら「東雲」と名を紡ぐと、東雲の視線がこちらを見上げ「なんだよ」と、投げやりだけど優しい声が届く。
「東雲琥珀」
「どうした」
「琥珀。今から私、面倒な女になっていい?」
ワンクッション置いて頬杖をつくと「いいよ」と、東雲はそれを受け入れてくれた。だったら、遠慮なく。
「私のこと、好き?」
にこりと口元を緩ませて聞けば、東雲の回答は瞬きよりも早かった。
「めっちゃ好き」
厭わず、躊躇うこともせず。東雲は即座に、倍以上の回答をくれた。頬は熱いはずなのに、つん、と鼻の奥が冷たくなって、視界が涙の膜で揺れた。
「あ?なんで俺、告ってんの?」
「もっと告ってくれていいよ」
「やだね」
東雲は酔ったら告白してくれる、そんな新情報を書き換える。今度またこの手は使おう。
そんな私とは違って、東雲は終始肉の焼き手に回っていた。良い色目が付いたら私のお皿へ取り分けてくれていた。だから満腹は私の方が早かった。
お腹もいっぱいになって、良い気分になって。そういえば何かを聞かなきゃいけなかったような……と、当初の予定を思い出した。
「(なんだったっけ……)」
ぼんやりとしながら「東雲」と名を紡ぐと、東雲の視線がこちらを見上げ「なんだよ」と、投げやりだけど優しい声が届く。
「東雲琥珀」
「どうした」
「琥珀。今から私、面倒な女になっていい?」
ワンクッション置いて頬杖をつくと「いいよ」と、東雲はそれを受け入れてくれた。だったら、遠慮なく。
「私のこと、好き?」
にこりと口元を緩ませて聞けば、東雲の回答は瞬きよりも早かった。
「めっちゃ好き」
厭わず、躊躇うこともせず。東雲は即座に、倍以上の回答をくれた。頬は熱いはずなのに、つん、と鼻の奥が冷たくなって、視界が涙の膜で揺れた。
「あ?なんで俺、告ってんの?」
「もっと告ってくれていいよ」
「やだね」
東雲は酔ったら告白してくれる、そんな新情報を書き換える。今度またこの手は使おう。