レンアイゴッコ(仮)
【急募】無表情な男のトリセツ
そんな本があればぜひ読んでみたい。
「真ん中が食べたーいなんて誰に言われたんですか?」
何も知らない宮尾ちゃんはフライドポテトをぱくぱくと食べながら続ける。
誰に、の先にいるのはあの憎たらしい男。
ちらりと視線を泳がせ、東雲琥珀の背中を一瞥しては頬に熱が溜まるのを感じ、それから再び、正面の宮尾ちゃんを見据えては、のろのろと俯いた。
「………………彼氏………………」
力なく告げる私を見て「やーん、愛されてますねえ!」と、宮尾ちゃんは楽しむ。
だれが、愛されてたまるものか。