Re:Love〜7年越しに愛されて〜
踵を浮かせて湊の首に腕を巻き、これ以上ないくらい強く抱きしめた。
せめて少しでも、今の気持ちが伝わって欲しい。
確かに湊を裏切って他の人と付き合ってた。
けれどずっと心の奥には湊が居た。
図々しいなんて分かってる。
けれどもう、湊から離れる事なんて欠片も考えられない。
泣く資格などない事は分かっていても溢れ出る涙を止める方法が分からず、日菜子は何度も謝罪の言葉と心のままの愛を伝えた。
微動だにせず固まっていた湊だったが、突然ピクリと指を震わせ日菜子の腰を掴んだ。
「日菜…俺…」
「……」
見つめ合うように視線が重なると、湊の瞳はこれ以上ないくらい動揺で揺れていた。
その表情に少し拍子抜けしたが、日菜子はすぐに眉を下げて困ったように笑った。