Re:Love〜7年越しに愛されて〜
恐怖からくる動悸は多少落ち着いたものの、今度は頭が冷えたせいで余計に先程の出来事に体を震わせた。
あのまま湊の腕が間に合わず落ちていたらどうなっていただろうと想像するだけで血の気が引く。
咲苗がどうしてあの場所に居たのか、湊はいつから勘づいていたのか、知りたいことは山ほどあるが今は一人きり。
これからどうしたらいいのか、いつまで此処に居ればいいのか分からず悩み続けて30分ほど経った頃だろうか、ドアが開きその先に警備員と湊が並んで立っていた。
「ーーではそれで。よろしくお願いします」
何かを話しながら入ってきたのは湊だけで、日菜子はすぐに立ち上がって駆け寄った。
「湊くん、咲苗は?」
「警察呼んでもらったからそっちに任せた。後で被害届を出す」
「それって…」
「日菜が妊娠してるって分かってた上での行動だ。当然だ」