Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「7年経ってやっと思い出に出来るかと思ったのにまた目の前に現れて、彼氏とも別れてた。…ならもう、我慢する必要無いよな」
「え、ちょっ」
顔を両手で包まれ、強引に唇を寄せられたかと思うとすんでのところで止められる。
「寂しい独り身だって言ったよな?なら俺を選んでくれ」
「…っ」
「嫌なら抵抗しろ」
言うや否や唇が重ねられ、すぐに舌が捩じ込まれた。
抵抗しろなどと言っておきながら、口内を蹂躙する舌はそれを許さないとばかりに日菜子のものを絡め取る。
長い口付けで吐息が漏れ、飲み込めなくなった唾液が口から漏れ出た頃に漸く唇は離された。
そして目が合い、自分を見つめる湊の瞳に確かな愛情を感じて流されたくなってしまう。
けれどそうしていいのか分からなかった。
湊を忘れられなかったのは自分だって同じだ。
だけど別れを告げて湊を傷付け、その上つい最近まで恋人を作っていた自分がそんな図々しい事を願ってもいいのか。
元彼からの裏切りも乗り越えられてないこんな状態で彼の想いを受け取ったとて、それは湊を利用している事にはならないのか。
…何より、同じような事を湊にされないかという不安が頭を過ってしまい、素直に湊の手を取れなかった。