Re:Love〜7年越しに愛されて〜
湊に促されてベッドに腰掛けると、何かして欲しいことはあるかと聞かれ少し悩んで家事をお願いする事にした。
「ちょっと洗濯物溜まってて、それをお願いしたいかな。あと…」
少しだけ言い淀んだが、湊の顔を伺いながらぽそりと言った。
「…湊くんのレモネードが飲みたい、かな」
冬になるとよく作ってもらった湊のレモネードが好きだった。
別れてからは思い出すのが辛くて飲まないようにしていたけれど、少し気が弱っているせいか子供みたいな事を言ってしまった。
さすがに恥ずかしくなってやっぱりナシと誤魔化そうとしたけれど、先に頭に手を置かれ優しく笑いかけられたら言葉が出なかった。
「後で材料買ってくるから、日菜はゆっくり休んでろ」
熱が上がったように頭がくらくらした。
言われた通りに横になり、お願いした洗濯に向かう湊の背中を見送って顔を手で覆い、寝返りをしながら身悶えた。